「もんじゅ」は廃炉すべし 新聞報道によると高速増殖炉「もんじゅ」の運営を担ってきた日本原子力開発機構が原子力規制委員会から能力が低いとして運営組織の交代が求められている。文部科学省は新しい運営組織を検討する有識者会合を開催したそうだが私は適切な組織は見当たらないと考える。 電力会社は原子炉運用の高い能力と経験豊富な人材を多く抱えているが各社とも新しい運用基… トラックバック:0 コメント:0 2015年12月30日 続きを読むread more
ロボコンも日本の発明 今年も国技館で高等専門学校ロボットコンテスト(高専ロボコン)が11月23日に国技館で開催され、多くの観客を集めた。観客が国技館の前で列を作り、物造りの楽しさを体感させようと子供を引率している親も多い。NHKで録画が放送されたのでご覧になった方も多いだろう。ロボットコンテストは日本発の行事で、現在は高専ロボコンとABU(アジア太平洋放送連… トラックバック:0 コメント:0 2015年12月28日 続きを読むread more
人口減少の経験が少ない日本 新聞でもTVでも最近は人口減少を懸念する論調が多い。「地方消滅」がその論調に火をつけた。しかし、少し過敏になって居るように感じる。これは日本の人口は歴史上、上昇を続け、人口減少の経験をしていないためではないだろうか。 正確には縄文時代中期に50万人から10万人に減少したそうだ(佐倉市の国立民族博物館の展示による)。日本では少なくと… トラックバック:0 コメント:0 2015年12月20日 続きを読むread more
中国の国際法軽視を考える 南沙諸島で中国が岩礁を埋め立てて造成した人工島の近くを米国は「領海でないので自由航行権が有る」としてイージス駆逐艦を通過させた。国際法上は満潮時に水没する岩は領土と見なされないので今回の場合は米国が正しい。 中国は「欧米諸国が勝手に作った国際法を押し付けるな」と考えるのかもしれない。しかし、国際法は大国が国力(=軍事力)でゴリ押し… トラックバック:0 コメント:0 2015年10月30日 続きを読むread more
東京オリンピックのエンブムレム問題を考える 佐藤健次郎氏デザインの2020年東京オリンピックの公式エムブレムが白紙に戻されると9月1日に発表され、国内だけなく複数の海外のニュースにも取り上げられたことはご存じでしょう。採択直後から模倣や盗用の有無が取り上げられていたが、意地悪く考えると、独自性と言う点では、真似でない、著作権に抵触しないと言うレベルでしかなかったとも言える。 … トラックバック:0 コメント:0 2015年09月02日 続きを読むread more
平和を守るためにもっと戦争を知る必要が有る 安保法制が国会にかけられて以来、「戦争反対」デモが増えているがシュプレヒコールを繰り返すだけだ。それで戦争を防げるのだろうか。そもそも戦争は必ず相手が存在する。一人相撲じゃないのだから。 それでは、「だれに、どのようなことを訴えれば最も効果が高まるのか」と考えた時、私自身も戦争について乏しい知識しか持っていないことに気付いた。 私も… トラックバック:0 コメント:0 2015年08月21日 続きを読むread more
バリ島ダイビング報告5 ――トラジャコーヒ―― バリ島のスーパーマーケットでトラジャコーヒーを見つけました。日本では100gで500円以上するが、なんと200g入りでほぼ500円。嬉しくなって800gも買いました。 帰国後、半分は近くのピザ屋さんへのお土産にして、サイフォンで入れて貰ったら予期以上の素晴らしい香りと味でした。自宅でドリップで入れる場合、サイフォンほどの味… トラックバック:0 コメント:0 2015年07月23日 続きを読むread more
ちょっと変わったフィリッピンの配電方法 多くの開発途上国と同様にフィリッピンも電力事情が悪い。幸い、これまで6回のダイビングツアーでは経験しなかったが停電の頻度が高いそうだ。 その原因の一つは電柱から勝手に配線をして電気代を払わない、いわゆる盗電が多く、電力会社が発電所に投資できるだけの収益が得られないためだと言われている。 ネグロス島ドマゲッティの商店街でも、写真の様に… トラックバック:0 コメント:0 2015年05月31日 続きを読むread more
私の花粉症対策 私も5年ほど以前から軽い花粉症に掛かっています。今年は花粉の飛散量が多いので鼻水が出たり、目がかゆくなる。この程度の軽い症状なら我流の対策が効果が有るようだから紹介しましょう。 その方法はカップに入れた生理食塩水を使う。コップの縁を目の下に当て、コップを傾けて目を浸し、水の中で瞬きをし、花粉を洗い流します。また、カップから鼻に吸い… トラックバック:0 コメント:0 2015年03月06日 続きを読むread more
小学生に間違いを教えないで下さい 文部科学省は「学習指導要領実施状況調査」の結果を公表した(毎日新聞2015年2月13日朝刊)。写真はその調査に使われた小学6年理科の問題の一つだが電気を50年勉強してきた私も正解できなかった。そこで問題を詳しく読み直してみると正解は(1)と(2)だけで、(4)は正しくない。 その理由は問題が主眼としている「電気の量」と… トラックバック:0 コメント:0 2015年02月14日 続きを読むread more
変だぞ「原始人ダイエット」 新聞報道によると(毎日新聞2015年1月10日)アメリカでは「原始人ダイエット」と呼ばれる食習慣がブームとなり、グーグルの検索数がダイエット方法部門で2013年、2014年連続1位だったそうだ。カロリーの半分を肉や魚で摂取し炭水化物、糖や塩分を避けるのが特徴で、旧石器時代には糖尿病、高血圧症、脳卒中などの病歴が見られないことが大きな理由… トラックバック:0 コメント:0 2015年01月13日 続きを読むread more
私の好きなNHKアホ番組 何度も繰り返しているが私が考える「アホ」は一文(もん)の得にもならないことを真面目に、夢中になって取り組む行動だ。しかし、アホの積み重ねが文化や芸術の変革、あるいは科学技術の発見・発明に繋がるかもしれないので決して軽視できないと考えている。 真面目を絵にかいたようなNHKにも、数少ないが「アホ番組」が有り、私も楽しんで観ている。 … トラックバック:0 コメント:0 2015年01月09日 続きを読むread more
宇都宮にもアホが居た。万歳 文化や芸術は前向きの無駄から生まれると日頃考えている。すきっ腹を抱えながらも情熱の赴くままに、役に立つかどうかなんて考えずに突き進むアホが新しい芸術を生み出す。宇都宮にもそのようなアホ集団が居るようで、市立美術館の屋外プロジェクトの一つ「おじさんの顔が空に浮かぶ日」と言うイベントが開催された。休日の小学校のグラウンドから写真の巨大なバル… トラックバック:0 コメント:0 2014年12月22日 続きを読むread more
ノーベル賞今昔 2014年ノーベル物理賞に赤崎博士、天野博士、中村博士のご三方が受賞され、2001年からの自然科学分野の受賞者数は13人だそうで、毎年1人の割合になる。すごいことだ。湯川秀樹博士が1949年に日本人初の受賞をして以来2000年までの50年間の6人に比較して大幅な増加だ。 一方、1868年の明治維新以来80年余の間、1件も受賞してい… トラックバック:0 コメント:0 2014年10月28日 続きを読むread more
PETボトルで焙煎したてのコーヒー保存 最近、コーヒー界に第3の波が起きているそうだ。第1の波は第2次大戦後の安価なコーヒーの大量供給による一般家庭への普及、第2の波はスターバックスなどのチェーン店の普及で、第3の波は日本の喫茶店の様に一杯ずつ丁寧に入れる美味しいコーヒーを飲ませる店がアメリカで増え始めたことだ。 第3の波が広がると個性的なコーヒー豆の需要が増えるはずだ… トラックバック:0 コメント:0 2014年09月25日 続きを読むread more
里山資本主義万歳 最近、「里山資本主義」と言う本が売れているらしい(角川SSC新書)。買って読んでみたら、著者は「宇宙船地球号」と言う、資源や農産物の限界が見え始めている今日、近代資本主義の暴走にブレーキをかける必要が有ると警鐘を鳴らしているように感じられた。 売り上げや利益の大きさを競い、「勝つか負けるか」の企業間競争を勝ち抜くことだけが幸せなの… トラックバック:0 コメント:0 2014年07月18日 続きを読むread more
韓国バッシングは醜い 最近は韓国を悪しざまに書いた何種もの書籍が本屋に平積みされている。読者が多いから出版されるのだろう。ベトナム戦争時の韓国軍の悪行、韓国自身の歴史のねつ造、などなどのキャッチコピーが羅列されている。 週刊誌も同様だ。最近では旅客船の沈没、地下鉄の追突、完成間近のビルの倒壊などを鬼の首を取ったかの様に報道している。福知山線の事故、関西… トラックバック:0 コメント:0 2014年05月28日 続きを読むread more
STAP細胞問題について・・・・・当たり前のことを教わっていない? 小保方晴子さんが記者会見で「200回以上成功しています」と強調していたが論文の基本が判っていない。科学論文は中学数学で教わる必要条件の証明と十分条件の証明が必要だ。平たく言えば「正しいことの証明」と「間違っていないことの証明」だ。 STAP細胞実験に成功していたとしても必要条件の証明だけだから成功の数だけではない。ダーウィンの進化… トラックバック:0 コメント:0 2014年05月01日 続きを読むread more
中国ホメ伸ばし 子供のしつけで「ほめて伸ばす」と言うテクニックが有るそうだが色々な局面で応用できると思う。 技術士会栃木県支部では国際交流活動の一環として中国浙江省の技術者を2013年10月に招待して宇都宮近郊の企業などを案内した。私は直接関係しなかったが、訪問団の感想文に接することができた。そこには丁寧なお礼とともに一様に、日本の街や工場内の清… トラックバック:0 コメント:0 2014年03月22日 続きを読むread more
嵐山上流の大堰川 毎日新聞2月5日夕刊の「京がたり」欄で「大堰川」と言う名称を見かけた。桂川上流の川だが高校時代、古文の授業で教わって以来、およそ55年ぶりに目にする名前だ。 グーグル地図に記載されていないのでウィキペディアで調べると明治29年の旧河川法で表記が「桂川」に統一されてしまったそうだ。 昔は南丹市から亀岡市の保津峡あたりまでを大堰… トラックバック:0 コメント:0 2014年02月06日 続きを読むread more
イルカ漁と遊戯ハンティングのどちらが残酷か ケネディー駐日大使が和歌山県のイルカ追い込み漁の非人道性を非難するツイートをした。国内で賛否の意見が沸き起こっただけでなく海外の自然保護団体のケネディー大使支持意見も強力に発信されているそうだ。 これは欧米の人たちと日本人の文化論争の一つだ。日本人が「伝統」や「宗教」などの根拠を持ち出しても彼らは自分たちが正しいと思い込んでいるので聞… トラックバック:0 コメント:0 2014年01月28日 続きを読むread more
文楽人形の頭(かしら) 母の遺品の中に文楽人形の頭(かしら)が有った。淡路島出身の母が同郷の文楽士を通じて入手したものだ。若い娘のかしらで正面からみると少し気取ったような表情だが下の写真の様にうつむき加減にするとはにかんだような表情に成る。このことからかなり質の良いものと推察される。 文楽士の吉田勘緑さんに写真を送って観てもらったところ大阪の… トラックバック:0 コメント:0 2014年01月01日 続きを読むread more
韓国自身の歴史認識 韓国人や韓国政府は日本が歴史認識に欠けると声高に叫んでいるが韓国人自身はどうなのか。古代に韓国が文化を伝えたことを日本人は感謝していないと言うが中国文化を中継しただけではないのか。それなのに、戦後日本から数々の技術を日本から盗み出したことはおくびにも出さない。 最近、韓国人の団体が日本海を東海(トンヘ:East Sea)と教科書に併記… トラックバック:0 コメント:0 2013年12月26日 続きを読むread more
昔々のパラオ彫刻(その2) 上の写真は幅40センチほどの丁寧に仕上げられた盛り器です。鵜のような鳥が魚を捉えていたり漁師が歌を歌っていたりと、南国らしいのどかな風景が描かれています。 下の写真は高さ30センチほどの集会所らしい建物です。家の外と中に人が彫り込まれています。 急傾斜の高い屋根を持つスマートな建物です。軒下の人型の彫刻も面白いですね。柱… トラックバック:0 コメント:0 2013年10月06日 続きを読むread more
昔々のパラオ彫刻(その1) 第1次大戦後、パラオやミクロネシア諸島は日本が信託統治をしていました。この地域は日本側が比較的良い統治をしていたようで、現在でも日本や日本人に対して住民は比較的好意的です。私の父は1935年頃、パラオの生物研究所に1年間滞在しました。その時のコレクションを2回に分けて紹介しましょう。最初の写真は男女カップルの像です。高さは25センチ程度… トラックバック:0 コメント:0 2013年10月02日 続きを読むread more
腐乱組織・東京電力 汚染水漏洩事件の報道が連日続いている。報道に接した多くの人々はあまりのずさんさにあきれ返っているのではないだろうか。 タンクの強度を確かめず設備を計画した人、 雨水が溜まると漏洩の発見が遅れるとの理由で、日々の状況をチェックさせないまま栓を開放しっぱなしにさせた人、 漏洩の発見を早くすると言う、現場の言い分を、しかも漏洩が6か… トラックバック:0 コメント:0 2013年08月27日 続きを読むread more
商品開発のオリジナル性とユニーク性 一般に、ユニークと言う言葉は「変わり者」と受け止められることが多いようだが、英語の意味は「唯一の」「独特の」あるいは「特有の」で、わりと良いニュアンスが強い。語源はラテン語の「uni(数詞の1)」だから他に真似する人が居なければ「あの人はユニークな人だ」と言っても間違いはなさそうだ。 一方の「オリジナル」はオリジン{「起源」や「始まり… トラックバック:0 コメント:0 2013年08月14日 続きを読むread more
GDPよりもGNPよりもPLB 各国の経済力を比較する指標として一般にGDP(国内総生産)やGNP(国民総生産)用いられることはよく知られている。しかし北欧の4か国はGNPやGDPは小さくても第1位のアメリカ第2位の中国より、暮らしやすさ、福祉の充実度、あるいは治安などの面でははるかにレベルが高い。 ブータンはGNH(Gross National Happine… トラックバック:0 コメント:0 2013年07月14日 続きを読むread more
資本主義の終焉 40年近く前になるだろうか?知人の短大教授が「資本主義の終焉を予測した興味深い本だから」と言う触れ込みで本を貸してくれた。さっそく読んでみたが前書きの段階で怪しさを感じて途中を読まずに結論に飛んだ。 案の定!! その結論は「・・・・・以上の根拠によりいずれ資本主義は終焉を迎え、新たな経済システムにとってかわられるだろう」と言うものだ… トラックバック:2 コメント:0 2013年05月30日 続きを読むread more
世界を驚嘆させた被災者の方々 東日本大震災から2年。被災者の方々の規律と思いやりに満ちた行動は世界の人たちに感銘を与えたそうだ。元世界銀行副総裁 西水美恵子氏の非常に印象深いコラムが毎日新聞2月10日号に掲載された。読者数がそれほど多くない新聞だからご覧になってない方もいらっしゃると思い、その一部を転載します。 副総裁時代の元部下の女性から「これが世銀やIMF… トラックバック:0 コメント:0 2013年03月08日 続きを読むread more