遺言アイディア[2] 湖沼のヘドロ対策装置

テレビ東京の「池の水全部抜く大作戦」は好評だそうで私も楽しみに見ているが毎回、水が抜かれた池の底に溜まっているヘドロの厚さに驚かされる。ヘドロは池の低層が酸欠になり有機物の分解能力が高い好気性菌が活動できなくなるためだ。また嫌気性菌が増えると硫化水素などの悪臭を発生させる。
従ってヘドロを減らすには低層の酸欠水に空気を吹き込みつつ低層水を循環させ好気性菌の働きを活発にさせれば良い。

養魚場などでは水車で池の水を跳ね上げている光景が見られるがこの方法は表層水をかき回すだけで深い湖沼ではヘドロ対策にならない。この問題を解決できそうな非常に簡単な装置を考案したので紹介する。

栃木県の市貝町(ほとんど知られていない町ですが「日本沈没」と言う小説に沈まずに残ったと記述されている町です)の小学校の廃校プールを利用してキンブナを養殖して特産品の開発を試みるグループの人たちに、低予算でプール水の酸欠防止装置開発を頼まれ考案した。

プールは水深が1m未満だから道路標識用のカラーコーンを利用して写真に示す装置を作った。コーンは価格が安いだけでなく薄いポリエチレン製だから加工しやすい利点もある。コーンの下部にシャワーヘッドを組み込み、浄化槽用の空気ポンプで空気を送ると写真の様に勢い良く泡交じりの水が吹き上がる。広い範囲の低層水を集めるため洗濯機用のフレキシブルホースを4本取り付けた。空気ポンプが1万5千円ほどだが全部で2万5千円以下で完成し、昨年12月に3台設置し、現在も元気に動作している。
画像

画像


池より深い湖沼でも酸欠層の発生が問題になっている。琵琶湖もそうだし、黒部水系のダムの低層水を放流すると腐りきれなかった落ち葉や枯れ枝によるヘドロが富山湾まで流れ込んで富山湾の漁師と関西電力の間でイザコザが起きている。東京湾の青潮問題もやはり酸欠層の発生が原因と言われている。

この様に深い湖沼は図のような装置を利用できると考えている。筒の中ほどに気泡発生装置を取り付け送り込んだ空気で泡を発生させれば泡の分だけ周囲より軽くなるため筒の上端から溢れ出し同時に下から水を引き上げることができる。

この装置の特徴は低層水の循環と酸素の冨加を同時に行える点にある。気泡発生装置で細かいマイクロバブルを発生させれば泡の比率が増えるので水のくみ上げ力を高められるはず。気泡発生装置は比較的浅い場所に設置できるだろう。
画像

モータやプロペラなどの可動機構が不要であり高い信頼性が期待できる。また、消費電力が少ないため湖上に浮かべた太陽光パネルを利用すれば長距離の配電線が不要である。

写真の簡易装置は市貝町の多田羅沼の水質改善などに応用を広げたいと考えているが図のような本格装置の開発はどなたかにお任せします。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック