学芸員は「がん」?

山本地方創生相は「文化学芸員は観光マインドが無い」と言いたかったらしいが政治家連中の語彙の貧弱さも「がん」だと思うが、如何?
最近は上野の国立博物館も外人観光客が増えているので展示品の説明は外国人向けにもう少し工夫が欲しいと感じることも有る。多くの外人客はほとんどが素通りするだけだから。

例えば刀剣のコーナーでは「tachi」「katana」と英文で示されているが、以前にフランス人の学生を案内した時に「たち」と「かたな」の違いを質問されて返答に窮したことが有る{「太刀と刀」2012年6月1日投稿}。太刀を佩き、あるいは刀を帯びている人物の絵を示せば(日本人でも)理解できる。

また、「埴輪」も並べて陳列されているが埴輪全体の説明が無いのでギリシャ・ローマ彫刻に親しんだ欧米系の人たちは幼稚と感じるのだろうか、素晴らしさが伝わらない。ちょっとした前置きを加えて説明すると欧米の人たちも短時間で埴輪のファンに成ってくれる{(埴輪の微笑)2010年11月1日投稿}。

早期縄文土器の形の説明は明らかに学芸員の誤解だ{(縄文土器の底は尖って当然?)2012年4月10日投稿}。土偶がイギリスのオークションで高額で落札され、ヨーロッパ人にも縄文土器が注目され始めているので説明にもっと力を入れるべきだ。

ルーブルや大英博物館あるいはベルリン博物館と違って上野の国立博物館は旧石器から現代まで途切れなく続いた日本の文化が展示されている点は世界に誇るべき博物館だ。

学芸員の方たちはそれぞれの分野の専門家で詳しい知識を持っておられるが、時代ごとの背景などの予備知識を持たない一般客(外国人はなおさらのこと)とのギャップが大きいのではないだろうか。
外国人に興味を持ってもらうため留学生を案内してみてはどうだろうか。若い感性で、また思いもよらない視点から質問されたりする。展示や説明方法の改善に役立つと思う。

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