熊本地震を予言していたNHK番組

4月14日に発生した平成28年熊本地震はその後熊本地方から阿蘇、湯布院など帯状に本震や余震の震源が分布する異例の震災に成っている。新聞報道(例えば毎日新聞4月17日朝刊)によれば布田川・日奈久断層帯別府島原地溝帯に沿っているとされているが国土地理院のWebサイト「日本全図」に示されている中央構造線の西端とぴったり一致する。

更に、この線は4月3日に放送されたNHKスペシャル「巨大災害 日本に迫る脅威」で紹介された京都大西村卓也准教授の研究成果とも一致する。これまで、地殻のプレートは一体で移動すると考えられていたがGPSデータを詳細に分析するとユーラシアプレート内がいくつかのブロックに別れ、それぞれが独立に移動することが判ったと言う。ブロックの境界をずらせようとする力が働き、生じたひずみが限界を超えると地震が発生する。この境界はプレート厚さとほぼ同じ10k~30kmの高さを持つから震源は地表から数十kmの深さに分布する。だから地表から観察される活断層の無い地帯でも地震が発生することを示している。また、中央構造線はブロックの境界そのもので有ることも示されている。
今回の熊本地震も熊本県から九州を縦断して大分県まで震源が広がったことはこの説から理解できる。最悪の場合はこのブロックの境界に沿って四国まで広がる可能性も否定できない。
上記の番組ではハーバード大のブレンダ・ミード教授も同様の研究を行っていてアメリカ西海岸のブロックを明らかにしているが同教授は東日本のブロックの検討結果も紹介している。
また、東北大学の日野亮太教授は東日本大震災の影響で東北地方東の海域の地下のマントルが現在も運動を続け東日本一帯に大きなひずみを与え続けていることも同番組は紹介している。ミード教授は東京から青森まで北に延びるブロックの境界を示しているのでこの境界上で大きな内陸直下地震が発生する可能性が有る。栃木県では1949年に発生したM6.4の今市地震や関谷断層がこのブロック境界線上に位置している。
東日本大震災や予想される南海沖地震で海溝型地震に関心が高まっているが上記番組はブロック境界の内陸直下地震にも注意を払う必要が有ることを教えてくれた。

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