AIはコンピュータを爆笑させられるか

皆さまも御承知の様に最近、立て続けに人工知能(AI)のニュースが新聞やTVをにぎわした。
*囲碁ソフトが、韓国のイ・セドル九段に四勝一敗で勝利した。
*日本チームは星新一賞の最終選考に選ばれるショートショートを書かせた。
*マイクロソフトのAIをインタネット接続し続けるとネオナチまがいの文章を書くようになった。

これまでの計算機ソフトは人間がプログラムしたアルゴリズム通りの手順を踏んで回答を出すものだった。ところがAIは(私の理解している範囲では)情報を計算機自身が判断して取捨選択し、成長を続ける。つまり、次第に賢くなる計算機だ。しかし、囲碁のように勝ち負け(善悪)が明快な対象は有効だが、小説や社会通念などは善悪を判断できるまでには至ってないようだが、この点もそのうちに改善されるだろう。マイクロソフトの失敗例は「まだまだ」と、人間としてのささやかな優越感をくすぐる物だった。

AIは人間の学習と同じではないか。2010年7月5日の「なんでもワンワン」で幼児の学習方法を示したが、「ワンワンは四足動物である」→「ライオンもキリンも象も四足動物だからワンワンの仲間である」と言う風に四足動物と言う概念を先に作り、学習を進めるにつれてその概念を広く、深く充実させる。

この「概念」は人間独自の物で計算機は持ちえないものと考えていたがAIの出現で、「ひょっとすると」と、認識を変え始めている。
はたしてAIが計算機の内部に構築する概念は人間と同じものだろうか。マイクロソフトのAIの例は構築された概念をチェックすることの重要性を示唆している。

学生時代、上野照男先生の授業で「喜劇も悲劇も概念の急激な否定である」と教わった。普段、我々も「こうで有って欲しい」とか「こうなるはずだ」と予想した範囲を何段階も上回る言葉やしぐさに爆笑させられる。だから「笑」はわれわれが持つ概念の否定に違いない。
AIが人間並みの概念が形成されたらジョークを入力した時、AIも爆笑するはずだ。AIが作り上げた概念が人間のレベルに達したことを証明する方法の一つではないだろうか。

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